帝王切開の過剰と不足

  • 2015.10.13 Tuesday
  • 15:46
帝王切開(C/S)による分娩率は多くの国で年々増加していて、ときどきこの問題がクローズアップされることもありますが、これは比較的裕福な国のお話です。

日本のC/S率は約17%程度ですが、世界の中にはC/Sが1%未満という国もあり、出産時の母子のリスクがあってもC/Sできない環境の国が多くある一方で、C/S率が40%を超える国もあります。WHOのレポートによると集計国のうち約4割では本来実施されるべきC/Sが不足している状況にあるようです。

WHOでは、母子のリスクを考慮して算出した、適正なC/S率は10-15%として、これ以上は過剰、これ未満は不足としています。2010年のレポートによると最もC/S率が高いのはブラジルの45.9%で、最も低いのはチャドの0.4%とされています。G7の国は概ね20~30%前後となっています。
 


これらをトータルでみると、世界では過剰なC/Sに23億ドルの医療費が使われる一方で、必要なC/Sを実施するための4億3千万ドルの医療費が不足しているとのことです。



世界のトータルで過不足を比較しても、どうなるものでもありませんが、世界には大きな格差があることは現実で、日本はかなり恵まれた環境にあると言えそうです。


Reference: World Health Report (2010) Background Paper, No 30
 

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